社名の由来

Salt Stories「ソルト・ストーリーズ」という名前には「」は私たちの身体の一部、人生の物語の一部でもあるという想いが込められています。
」なしでは人類の歴史はありませんでした。そして、これからも「」は地球上に住む私たちを支えてくれる存在であり続けるでしょう。
今ここに生きる全ての人々が、自分たちの足元である地球への想いを馳せながら未来に向かって進んでゆく時代において、塩を通して沢山の人たちに出会い、考えを共有していきたいと期待に胸をはずませています。
また、塩の歴史、塩の生産者、食材の生産者、料理の作り手それぞれに物語(ストーリー)があると考えます。
塩を介してここから新たな物語が始まって欲しいというワクワクする願いも込めて名付けました。


私たちの想い

は人類のみならず、地球上に生存するほぼ全ての生き物の生命維持に必要不可欠なモノです。
また、世界のあらゆる地域において、人類の歴史とともに塩の歴史があります。
特に日本では、岩塩層や塩湖という塩資源のない中、古来より海水から塩を作るという方法がとられてきました。

日本の塩づくりの歴史は、海藻などを塩水に浸し、その成分を抽出する藻塩焼きから始まり、今では濃縮工程・結晶工程ともに様々な製塩方法が存在します。更に、仕上げ工程では、洗浄、乾燥、粉砕など塩をより安全に使いやすくする工夫も施されています。
また、製塩方法の発展に伴い、結晶工程で使われる道具も進化してきました。釜は、土器、土釜、あじろ釜、石釜、鉄釜というように、時代の流れによって変貌を遂げています。

ですが、1905年から1997年という92年間にも及ぶ「塩の専売制度」によって、日本中にあった塩田は姿を消し、その製塩技術を伝える職人も激減しました。
また人々の間でも、海水からナトリウムのみを取り出すという「イオン交換膜」を使った塩のみが普及するという時代が長い間続いたため、塩の専売制度が終焉する2002年まで「イオン交換膜塩」以外の塩の味わいを知る機会がほとんどありませんでした。

2005年の塩の完全自由化に伴い、現在日本国内では、個性豊かな約4000種類以上もの塩が流通していますが、その使い方や楽しみ方をコーディネート(紹介)する立場の人がまだ多くはありません。

ソルト・ストーリーズでは、ソルト・コーディネーターが皆さまに様々な塩の味わいを知っていただくとともに、塩のプロとして、食材との合わせ方を日々研究し、皆さまの食卓がより健康的で楽しくなるようにお手伝いをさせて頂きたいと思っています。